お酒で消毒が可能に

厚生労働省から次のようにお達しがありました。

「やむを得ない場合に限り、高濃度エタノール製品を手指消毒用エタノールの代替として用いることは差し支えない」

消毒用アルコールは中国に頼っているわけではないのになぜか品不足になっています。これは工場の要員確保やボトルなどの部材不足によるものです。

そこで厚生労働省はアルコール度数の高いお酒を消毒に使ってもいいと宣言したわけです。消毒用として販売するためには、医薬部外品として手続きが必要ですが、お酒として販売し、それを消毒用に使ってもいいというお墨付きがあれば、酒造メーカーも製造・販売ができるわけです。

ちなみに、消毒用アルコールはエタノールの濃度が60%~90%で殺菌力が強く、90%以上では作用が弱くなります。厚生労働省が定めている医薬品の品質規格基準書「日本薬局方」では、消毒用はエタノール濃度が76・9~81・4%と定められています。そのため、無水エタノールを精製水で薄めて使う必要があります。

消毒用アルコールとして販売されているものは、すでにエタノール濃度を調整済です。

しかし、消毒用アルコールとして販売しているものと、精製水を組み合わせて買う人が多く、ドラッグストアでは精製水まで不足するという現象が起きています。これは完全に間違いで、せっかくの消毒用アルコールが無駄になるだけではなく、本当に精製水を必要とする人が入手できなくなるという弊害がありますので、気を付けましょう。

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